プラウダ

モスクワの報道は三つのカテゴリーにわかれている。すなわち「真実」「たぶん真実」及び「真実性のないもの」の三つである。 第一のカテゴリーには時報、第二のカテゴリーには天気予報、そして第三のカテゴリーには他の全てが含まれている。

退職/転職エントリ

前に転職したときからわずか8ヶ月で転職を決めってしまったわけですが、その経緯を書き留めたいと思います。と言っても前職の悪口みたいなものになってしまいますが……。

退職を決めた理由

その1: 給与が低い、能力に見合った給与でない

単純に給与水準が低いというのが第一の理由です。わたくしお金の勘定というのが苦手でして、入社前はこれで行けると思っていたのですが、どんどん口座からお金が減っていくのを見てやばい転職しなければと思いました。また、わたしの能力と年収が見合っていないのではないか?と業務中思うことが多々ありました。


実は実務1年未満は盛ってます(学生時代1年間バイトでプログラマやってた)が、こんだけのことをやってて年収は平均以下というのはつらいものがありました。とにかく第1の理由は「お金」です。大事です。

その2: 技術があまりにもレガシーである

バージョン管理ツールがsvnsmtpのサーバはC言語(C99ですらない、グローバル変数使いまくり、ほぼ同じ動作をしている数百行の関数)、Webのサーバはphp5系(6000行のソースを見た)、おまけにフロントエンドにはprototype.jsとレガシーにレガシーを重ねたような技術を使っていました。幸いにしてそのソースコードを保守する業務に当たることはなく、新しいプロジェクトで新しい技術を使うことになったんですけども、そのプロジェクトが終わった時に前述のレガシーレガシーなプロジェクトに関わると思うととてもこの会社にいたくはないなと思いました。

また、新プロジェクト開発時にもレガシーな開発の癖がわたしを苦しめます。例えばわたしがクラス設計でロガーを依存性の注入で解決しようとしている時にグローバルなロガーを作ってくれと言われたり、Pythonがデフォルトで使うtmpディレクトリを特に断りもなしに書き換えられていたり。その時点でモダンなソフトウェアの開発経験があったわけではないですが、疑問を感じるような設計が多かったのは確かです。

その3: 同僚のレベルが低すぎる

新プロジェクトではわたしと同僚と上長の3人のソフトウェアエンジニアが主に関わっていました。上長はその2で述べたようなレガシー癖はあるもののそれなりに技術はある人でした。しかし同僚がかなり技術のない人だったのです。例を挙げると

  • 2週間で1コミットしか無い
  • 例外を握りつぶすコードを書く
  • テストケースを何の相談もなしに削る
  • 英語が致命的

といった感じです。このような傾向は前述の同僚だけでなく、全体的に見られた傾向でした。これではなかなか共にソフトウェアを開発しようという気にはなりません。また、その1とも関係がありますが、そのような人と同じような給与水準で働くのが耐えられませんでした。

その4: コードを書けない人間がプロジェクトに関わっていた

これがなかなかのストレスになりました。前職ではQC部門が存在したのですが、その部門の人は誰一人コードを書けないのです。そのような人が新プロジェクトに「テスト&運用要員」として配置されました。その人はソフトウェアの「テスト&運用」をするのですが、開発途上のソフトウェアですから機能が甘かったり、ライブラリを更新しないとエラーになるようなところはたくさんあります。また、クラウドサービスと連携していて、クラウドサービスの都合でエラーが出ることもあります。その人は「エラーメッセージを全く読まず」にわたしになぜこのようなエラーが起きるのかと問うのです。そのストレスは想像に難くないでしょう。

その5: 雑談のノリが合わない

これは賛否が別れますが、社内チャットの雑談チャンネルにTwitterのノリでポストしても話のノリがいまいち合わないということがありました。個人的には仕事の息抜きという観点で大事です。

と、以上のような理由で退職を決意しました。退職の理由だけでは後ろ向きすぎるので転職の理由と言った前向きな理由も述べておきましょう。

転職を決めた理由

その1: 年収がよい

やはりお金です。

その2: 機械学習を利用している

わたしは大学院で最適化と機械学習を扱う研究室にいたのですが、その知識を活かしたいという思いがありました。それが実際の業務で扱えるとなればこれほど喜ばしいことはありません。知識を活かせるというのはわたしにとって喜びの一つでもあります。

その3: 関数型の話題が通じた

わたしは静的型付け関数型言語(具体的にいうとHaskellとElm)が大好きです。その話題を面接で出したところなんとElmを書くソフトウェアエンジニアの方がいてソースコードを見てもらうということがありました。それ以前にその面接は社長との面接だったのですが、HaskellとElmというマイナーな(わたしはとてもメジャーだと思うのですが……)言語の名前が通じたのがとても嬉しかったです。あとは社長に「やりたくない業務ある?」って聞かれて「phpは嫌ですね……」っていったら「俺も書きたくないわアレ」と返ってきたのが好印象でした。

とまあ、その他にもいろいろな要因がありますが、以上のような理由が今回の転職劇につながりました。退職のネガティブな理由が大きかったですが、実際転職したあとは前職以上に自由にはばたけて(HaskellとかElm書けたりして)非常に満足しています😊。そんな感じで退職/転職エントリを終わります。転職を考えている方や優秀なソフトウェアエンジニアを採用しようとしている採用担当の方の一助になれば幸いです✌